志望校の願書を手に入れたはいいけれど、全く書き始めることができない、という方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。”オリジナリティが大事”であるとか、”学校側の教育方針と家庭の教育方針を一致させる”とか、色々なテクニックについて多くのサイトや本で書かれていると思いますが、そのようなことを参考にして、良い願書を書くことが出来るのは、”変な願書でもとりあえず書ける人”だったりします。そもそも何から始めたら良いのか、一文字も書くことができない、という状況の場合、それらのテクニックの話は、あまり心に響いてこないのではないでしょうか。
実は、”変な願書でもとりあえず書ける人”が、”いい願書が書ける人”になるのはあまり難しいことではありません。というのも、とりあえず願書ができていれば、プロの方に添削してもらうことが出来るからです。加えて、前述の通り、変な願書を良い願書にするテクニックのヒントは色々なサイトや本に転がっています。願書の改善をする方法はあるのですが、最初の願書を生み出す、その最初の一歩が、願書作成に置いて最も高い壁になっているのです。
では、具体的に最初に何をすれば良いのか。色々な願書のフォーマットがありますが、今回は、オーソドックスかつ、書き方がわかりづらい例として、「本校の志望理由 800字程度」の願書を書くことを念頭に考えようと思います。
4つのブロックに分けて考える
ある程度以上の長さのある願書を書くときには、大まかに4つのブロックに区切って考えてみてください。今回は800字ですので、各ブロックに200字ずつ入ると考えましょう。今回の例では志望理由を問われていますが、その理由は、3つの視点から答えることが出来ると思います。1つ目の視点は、「学校の〇〇という取り組み(教育理念や年間行事など)に共感したから」、2つ目は、「自分の家庭は〇〇を大事にしているから(しつけや、行事後となど)」、3つ目は、「息子は〇〇な子供だから(性格や興味など)」、以上の3つの視点からの答え方が考えられると思います。
この3つに加えて、結論として、「以上のことから、このような考えを持っているので、貴校を志望します」と最後に書く事ができれば良いわけです。
というわけで、志望理由800字の願書は、志望理由1(学校の教育方針)、志望理由2(家庭の教育)、志望理由3(お子様の性格、興味)、結論、という4つのブロックに分けて考えることができます。
学校の教育方針
家庭の教育
お子様の性格、興味
結論
エピソードを思い出す
すぐ書き始められる、と思ってはいけません。例えそれがとりあえず書く願書であっても、書き切るというのは難しいことです。大まかでも良いので、見取り図のようなものを考えておきましょう。
具体的な見取り図の立て方として、先ほど分けたそれぞれのブロックに当てはまりそうなエピソードを1~3つ考えて、書き出してみる、というのが良いと思います。例えば、第3ブロックである「お子様の性格、興味」のところに、「・昆虫が好き(夏に山でカブトムシ)、・思いやり(簡単な家事の手伝い)」など、事柄と具体的なエピソードを書いて決めておきましょう。
エピソードを1~3つにしたのは、200字程度という文字制限を考慮してのことです。多すぎるとまとまらないし、具体的な話題がないとそれこそ何も書く事が出来ません。1つだと文字数に困ってしまうかもしれないので、個人的には2、3個が良いと思います。
2、3個の具体的なエピソードを書き出す
思い切って書いてみる
ブロックの中で具体的に書くことが決まったら、いよいよ文章を書いてみましょう。あまり敬語の使い方や、うまい文章を書くことにこだわらず(それは後からいくらでも磨きをかけることができます)、話が筋違いの方向に行かないことにだけ気をつけて、文章を書いていきましょう。ここで大事なことは、兎に角とりあえず書いてみることです。書ききることさえできれば、それがどんなに不恰好なものであっても、「変な願書でもとりあえず書ける人」になる事ができます。他の人には見せられないようなものであっても、それが出来てさえいれば、最も高い壁は乗り越えられた、と言って良いでしょう。願書の空白を埋めきれた、という事自体に、どうぞ自信を持ってください。
とりあえず書いたら
とりあえずの願書を書く事が出来たら、一旦自分を褒めてあげてから、少しずつ磨きをかけて良い願書へとステップアップしていきましょう。そのステップアップには、様々な教室やサイトや本などが情報を与えてくれることと思います。
当教室(西荻フレンドリースクール)でも、そのステップアップを総合的にバックアップするために、願書添削クリニックを開設しております。願書をより良いものにするには、多くの経験からなるテクニックや、個々人に合わせた繊細な調整が必要になってきます。何故なら、願書には正解があるものではないし、ある人にとっては効果的な文言も、自分にとってはかえって悪印象を与えることなどがあるからです。多くのサイトや本が多種多様な方法を紹介しておりますが、どうぞ私たちプロフェッショナルの経験やテクニックで、お力になれればと思います。
これで今回のコラムを終わります。
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