今回のコラムでは、願書で時たま見受けられる、お子様の長所、短所を記述する欄についてお話ししていきます。
お子様の長所、短所と聞いて、頭の中にそれぞれ何個か思い浮かぶことと思います。しかし、それをそのまま書いてしまうのは危険です。
なぜ危険なのか、どう書いたらいいのか、それをこれから考えていきましょう。
長所の書き方
書きすぎてはいけない
もしかしたら、長所を書くことは簡単だ、と思っている方がいるかもしれません。そう考えるのはよくわかります。というのも、長所とは、言い換えれば“良いところ”ですから、良いところをそのまま書けば好印象を与えられるだろう、というわけです。
しかし、長所は、書きすぎると“嘘っぽく”なったり、“どこかで聞いたもの”になったりします。盛大に書くと、園児にも関わらず、まるでなんでも出来るかのように見えてしまいます。大切なことは、園児が“今どれだけ他より優れているか”ではなく、“その学校にふさわしい子供か”です。誇張や書きすぎには十分注意しましょう。
また、「優しい」とか、「元気がある」という、抽象的なことばかりを書かないようにしましょう。長所は、短所に比べて、どこかで聞いたようなものになりやすいです。具体的なエピソードを添えて、そのお子様だけの長所にすること、それが印象深い願書を作るコツです。
・抽象的なことばかり書かない
短所の書き方
”良いところ”を含んで書く
続いて、短所の書き方について考えていきましょう。短所を書く上で一番大切なことは、マイナスな印象を与えないように書くことです。例えば「言うことを聞かない」という短所について考えてみましょう。そのまま「言うことを聞かない」と書けば、それは学校側に“悪い一面”として受け取られます。
しかし「意志が強く、自分のしていることを曲げない」などと書くとどうでしょう。それは確かに短所ですが、“集中力が高い”や“筋の通った意志の強さ”というような“良いところ”を含んでいるように見えます。短所は、決して、お子様やご家庭の印象を下げるものではありません。短所は“良いところ”を含むことを意識して書けば、長所と同じがそれ以上に、学校側に好印象を与えることができます。
・”良いところ”を含むことを意識する
最後に
長所・短所を書く欄には、志望理由を書く際に必要な、ある種のバランス感覚が要求されます。良くみせようとしすぎると“嘘っぽく”なってしまうし、そのまま書きすぎると、単純に“悪い一面”として受け取られてしまう。願書の一番の難しさは、ファンレターとも日記とも違って、相手(学校)に好きになってもらう必要があることです。
こう書いたら相手はどう思うだろう、そういった思いやりの気持ちをいつも持って、願書作り、頑張ってください。
これで今回のコラムを終わりたいと思います。



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